滬寧沿江高速鉄道の開通から1カ月弱になり、沿線住民の移動の利便性が大幅に上がった。江蘇省は河川が縦横に交錯し、滬寧沿江高速鉄道は多くの湖沼を跨ぐ。うち滆湖の面積は166.7平方キロメートルで、常州特大橋の滆湖横断区間は8.5キロメートルにのぼる。
一般的な高速列車では、高画質の画像や動画のアップデートが遅れがちだ。特に水面を渡る際に、電波を反射しやすいことから電波の乱れが深刻になる。広い水域での電波のカバーは特に困難だ。
南京鉄道ハブ指揮部工程部の魏旻副部長は、「滬寧沿江高速鉄道の大きな見どころは、高速列車で広い水面を渡る際の通信カバーの基幹技術の研究を完了したことで、高速鉄道の5G電波フルカバーを実現した」と説明した。例えば運行中の電波テストにおいて、滆湖横断区間の5Gネットワークカバー率は100%で、平均ダウンロード速度は381Mbpsだった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月27日