今や丹陽のレンズ貿易主体数が徐々に増加している。各社は米国、韓国、シンガポールなどで販売会社、研究開発センター、投資会社を設立している。データによると、丹陽市の22年のメガネ貿易会社は約270社で、14年よりほぼ倍増している。丹陽の今年第1−3四半期のメガネ製造業の輸出額は前年同期比6.94％増の35億元。

　中国のメガネ生産拠点から中国のメガネ輸出拠点へと、国際貿易市場で頭角を現した丹陽のメガネ企業は越境ECの競争を開始した。より多くの現地企業が越境ECという大きな市場からパイを獲得できるようにするため、政府が中心となり22年10月に丹陽メガネEC産業団地を正式に設立した。同団地は江蘇省第1期の模範性越境EC産業団地にも入選した。

　越境ECや市場調達などB2B/B2Cの新業態の貿易方法の導入により、海外市場を大きく開拓した。メガネ輸出は高い基準値にもかかわらず安定増を実現。一部のグローバル企業の加入により、丹陽製のメガネは国際市場でさらに競争力をつけている。

　丹陽駅の対面にあるのは中国丹陽国際メガネシティで、行き来する人からは全国各地の訛りを聞くことができる。この賑やかな光景は、1986年にメガネシティが設立されてから現在まで37年続いている。今や丹陽のメガネ産業は新モデルを持続的に模索し、伝統的な製造・販売から「製造+市場+健康+文化」への変化を実現した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年12月26日