EUが中国製EV(電気自動車)に対して暫定的反補助金関税を導入したことを受け、中国はWTO(世界貿易機関)に訴訟を提起したということです。これについて、商務部の報道官は記者の取材に応じた際、「EV産業の発展権益と世界のグリーン転換への協力を守るため、中国は9日、中国製EVに対するEUの暫定的反補助金関税導入についてWTO紛争解決機関に提訴した」と述べました。
報道官は、「EU側の仮裁定には事実と法的根拠が欠如しており、WTOのルールに重大に違反しているほか、気候変動対策に向けた協力という世界全体の動きを損なっている。中国はEUに誤ったやり方を直ちに是正し、中国・EU経済貿易協力とEVに関わる産業チェーン・サプライチェーンの安定を共同で守っていくよう促す」と強調しました。(ミン・イヒョウ、坂下)
「中国国際放送局日本語版」2024年8月11日