7月18日に発表された2025年6月の物流業務経営概要報告によると、順豊(6月)の物流収入は199億6200万元で、前年同月比14.24%増だった。取扱量は14億6000万件で同31.77%増、サプライチェーン及び国際業務収入は62億9200万元で同10.93%増。
アジア最大の総合物流サービス事業者である順豊は、持続的に国際競争力を高め、サプライチェーンサービス能力を強化している。今年に入り、順豊は経営戦略の活性化を通じて、現場業務への権限委譲とインセンティブを強化し、世界的なネットワークの強みと多様な業務配置を活かすことで、収入と取扱量の双方の増加を実現している。
極兔速達は今年上半期、東南アジア市場に持続的に力を入れ、目覚ましい成果を上げた。極兔速達の東南アジアでの荷物取扱量は上半期に、前年同期比57.9%増の32億3000万件に達した。1日当たりの取扱量は1770万件。このうち、第2四半期(4~6月)の取扱量は同65.9%増の約16億9000万件で、上場以来の四半期ベースで最高の増加率を記録した。
ボーイング767‐300(全貨物機)がこのほど貨物を満載し、海南省海口美蘭国際空港からイスラエル・テルアビブのベン・グリオン国際空港へ向けて飛び立った。これにより、極兔の「海口‐テルアビブ」国際貨物チャーター便路線が正式に就航し、中東地域での業務範囲がさらに拡大した。
欧州市場にも、中国の物流企業の姿がある。
菜鳥ネットワークは8月4日、欧州G2Gクロスボーダー物流ソリューションのアップグレードを発表した。35カ国(離島を含む)の欧州諸国間でのEコマース物流の相互発送を支援し、欧州の国家・地域の99%をカバーし、「広域欧州3日配送」を実現する。さらに物流費用は平均1キログラム当たり1~2ユーロ(約160~320円)節約でき、クロスボーダー販売業者にコストパフォーマンスの高い物流選択肢を提供する。
7年間の欧州事業開拓により、菜鳥はすでに欧州にハブセンター、トラック便、セルフ受け取りロッカーなどの物流インフラを保有している。高品質な自前末端配送でスペインやフランスなどの国をカバー。現在すでに欧州の主要クロスボーダーECプラットフォーム5社と協力しており、9月末までに東欧と西欧を直結するルートを正式に開設し、欧州全域の相互接続を実現する。このほか、菜鳥国際快遞は欧州で多層的な商品ラインナップを提供し、さまざまな顧客の需要を満たしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年8月20日
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