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不良生活習慣による「夫婦糖尿病」に専門家が警鐘
発信時間: 2007-12-11 | チャイナネット
  哈爾濱(ハルビン)市内の病院によると、夫婦そろって糖尿病を患う現象がここ数年増え続けており、患者夫婦の年齢層も若年化しているという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

  哈爾濱医科大学附属第四医院内分泌科主任の成志鋒教授は、夫婦とも糖尿病を患うケースは数年前までほぼ皆無、あったとしても全て高齢夫婦だったと語る。しかし、「夫婦糖尿病」の患者、特に若年夫婦の患者がここ数年増加傾向にあるという。不良生活習慣が「夫婦糖尿病」をもたらした共通の主要因。同じ生活環境のもとで、高脂肪・高カロリー食品などの飲食習慣や活動という日常生活パターンは夫婦ほぼ同じである。

  また、仕事で多忙な若年夫婦は便利さから、油っこいファーストフードや簡単に口に入るお菓子類を常食している。これらに共通した不規則な生活と速いテンポの仕事はいずれも、多くの中・青年層の運動不足を招き、さらに徹夜、暴飲暴食、仕事のストレスが加わり、若年夫婦が糖尿病にかかり易くなった。

  専門家は、夫婦糖尿病や家庭糖尿病を予防するには、できるだけチャンスを見つけて運動量を増やすよう提案している。飲食面では、バランスの取れた食事を心がけ、主食は採りすぎず、高たんぱく・高繊維食品や野菜・果物を多く取り、炭酸飲料や揚げ物類は控えるべきという。 

  「人民網日本語版」2007年12月11日

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