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「南海一号」の六大謎を解き明かす |
発信時間: 2007-12-26 | チャイナネット |
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(5)沈没したのはいつか?
ここ数年間で「南海一号」から発見された銅銭や馬蹄銀(ばていぎん)のうち、最も時代が新しいものは南宋建国後20年前後のものだ。専門家はこのことから、「南海一号」は南宋初期に沈没したと判断している。しかし、未調査の船倉に眠っている他の文化財を確認するまで結論は下せないという見方を示す専門家もいる。 (6)どうして沈没したのか? 南中国海では台風などの気象災害が頻繁に発生するため、「南海一号」は海洋条件の影響で沈没した可能性が高いと専門家は見ている。古船の船首と船尾にひびが入り、マストも断ち切れていることを潜水夫も証言している。 広東省陽江市文学芸術界連合会の馮崢・主席は、台風の影響で沈没したとすれば、「南海一号」は海底で裏返った状態で沈没しているはずだと指摘する。しかし、沈没現場を見る限り、「南海一号」の甲板は海面とほぼ平行で、船体はまっすぐ沈んでおり、風波の影響を受けたとは考えにくい。陽江市は古代シルクロードの補給地であったため、「南海一号」は陽江で補給作業を終えた後沈没したと推測できる。 「人民網日本語版」2007年12月26日 |
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