中国の第2期宇宙飛行士候補の選抜が始まり、第一段階の選抜がこのほど終了した。専門家チームの厳しい審査を経て、男性候補30人、女性候補15人が選出された。この45人はいずれも現役の空軍パイロット。彼らの中から最終的に男性5人、女性2人が選ばれる。今回の宇宙飛行士の選抜では、有人宇宙飛行プロジェクトの実施以来、初めて女性宇宙飛行士が選抜された。
第2期宇宙飛行士候補の選抜作業は三段階に分けて行われ、第一段階の選抜が今年5月に始まり、空軍が選抜にあたった。基本条件の審査、健康・心理状態の審査、基本条件の再審査、家庭状況の調査、総合評定の5段階にわけて審査は行われた。年齢や飛行時間、等級、身体などの基本条件に照らし、全空軍のパイロットの中から選ばれた候補者はまず24グループにわかれ、指定の軍隊医療機関で身体検査とメンタル検査を受け、最終的に総合評定に基づき、45人の候補者が選出された。
空軍の選抜責任者によると、30人の男性候補者はいずれも現役の空軍戦闘機のパイロット、一方の女性候補者はいずれも現役の輸送機のパイロットだという。この中の多くが四川大地震での救援活動や軍事演習など重要な飛行任務に参加した経験を持ち、飛行技術やメンタル面で非常に優れている。今回の候補者の最年長は34歳、最年少は27歳、平均年齢は30.4歳。45人全員が大卒以上の学歴だ。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年9月17日