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科学者「四川大地震の発生周期はおよそ4000年」
発信時間: 2009-09-29 | チャイナネット

 北京大学の沈正康・教授(中国地震局地質研究所研究員)ら中国の科学者は、27日に出版された英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」に報告を発表した。それによると、衛星測量データから分析したところ、四川大地震のエネルギー放出は、主に3つの極めて大きな断層破壊に起因するもので、同地域でもう一度同じ規模の地震が起こる周期はおよそ4000年になるという。中国網が28日に伝えた。

 研究結果によると、四川大地震は幾つかの断層に関わっている。四川省の映秀、北川、南バの3地域は、それぞれ異なった断層との接点となっていた。これらの地域は地震発生前、他の場所よりも大きな圧力がかかっていたため、まるで巨大な「エネルギー倉庫」のようになっていたという。

 四川大地震が起こった08年5月12日、まず映秀鎮付近の断層が断裂し、1つめの接点が不安定となった。ここから発生した地震波は、ドミノのように波及し、残り2つの「エネルギー倉庫」を縦続けに触発、巨大なエネルギーを放出したことから、四川大地震が発生した。

 地球のプレート運動により、大地には普段から微小な変化が起こっている。衛星データから各地のひずみの累積速度を計算すれば、同規模の地震の発生周期を推測することができる。四川大地震は多くの断層の相互作用により起こったことから、この地区で同規模の大地震が起こる周期はおよそ4000年とされる。(編集SN)

 「人民網日本語版」 2009年9月29日

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