中国産学研合作促進会と天津市政府が共同で主催し、天津浜海ハイテク区管理委員会が協賛する「第3回中国産学研協力トップフォーラム」および「2009年中国産学研合作促進会年次総会」が11月7日、天津市浜海ハイテク区で行われる。各企業、大学、科学研究院・研究所などから、産学研界の代表約500人が参加する予定。人民網が28日に伝えた。
世界を席巻する金融危機は、今年世界が直面するテーマとなっている。中国政府が打ち出した一連の危機対応政策の中でも、科学技術イノベーションと産業構造の調整は重要措置となっており、新情勢における産学研協力に、新たな歴史的使命を与えることとなった。
記者会見で明らかになったところによると、今回のフォーラムでは企業をいかに危機から脱出させ、企業の自主的なイノベーション能力をいかに高めるかに焦点を置き、産学研協力モデルのイノベーション、経済発展方式の転換、新興産業の発展、中小企業発展のサポートなどの議題をめぐって討論が行われる。
中国産学研合作促進会の石定環・常務副会長によると、今回のフォーラム期間中には、第1回中国産学研協力イノベーション賞・促進賞の授与が行われ、産学研協力を促進した機関および個人各100名が表彰される。石常務副会長は「民間団体が主催し、表彰する賞である、産学研協力イノベーション賞・促進賞は精神的な励みを与えるもので、高額の賞金や賞品はありません。しかし、申請と審査プロセスのなかで多くの関連部門・委員会、企業・機関、科学研究院・研究所からの大きなサポートを得ることができました。このことは注目に値します」と述べる。
「人民網日本語版」 2009年10月29日