中国航空工業集団はこのほど、設立1周年の記者会見を開いた。会見に出席した中国航空工業飛機公司の胡暁峰・総経理は「中国が独自に開発・製造した200トン級大型軍用輸送機が年末に西安飛機製造公司で発表される」と述べた。中国最大となるこの軍用機は、研究開発から製造にいたるまで、中国航空工業西安飛機公司が全てを担当したという。
中国空軍はこれにより、国産の大型輸送機を有することとなる。このことは、空軍の戦略的輸送能力が高まるだけでなく、中国が独自に早期警戒機、空中給油機、大型電子偵察機を研究・製造する上で、信頼できる安定したプラットフォームが作られたことを意味する。新華網が12日に伝えた
西側メディアは、中国の大型軍用運輸機の開発計画は3-4年前に始まったと予測する。この大型軍用機は独自の新技術を採用したため、世界的に見ても輸送機の最先端レベルに達している。このほか、中国の大型軍用機は米国の輸送機C-17のデザインを参考にしているという分析もある。動力システムは、初めのうちはD-30型エンジンを採用し、その後WS-18エンジン、もしくはFWS-10型エンジンの改良型を使用すると見られている。(編集SN)
「人民網日本語版」2009年11月13日