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アジア最大の太陽観測所が2010年に雲南省に完成
発信時間: 2009-12-08 | チャイナネット

中国科学院雲南省天文台の劉忠副台長は、アジア最大規模の太陽観測所である雲南撫仙湖太陽観測所が来年に完成し使用を始めると明らかにした。建設工事は順調に進んでおり、来年5月には試験観測がスタートする見込みだ。

 

雲南撫仙湖太陽観測所は、電波や光学、赤外線などを利用した多周波数帯での観測により、太陽磁場や太陽活動における役割を研究し、太陽の物理的模型を完成して、太陽活動の予報を目指している。

 

世界でも太陽観測地の最適地であり、一流の観測設備を有しているこの観測所は、世界の太陽物理の研究に計り知れない役割をもたらすことは間違いない。

 

劉忠副台長は「私たちは毎日のように天気予報を気にしている。研究や観測のレベルが向上すれば、太陽観測所も最終的に地球のために太陽活動の予報をするだろう」と期待する。

 

撫仙湖太陽観測所は雲南省澄江県の撫仙湖東北岸の老鷹地にあり、落成後は中国の優れた太陽観測所やアジア最大規模の地面太陽観測基地としてだけでなく、世界でも太陽物理観測の最適地になるだろう。

「チャイナネット」 2009年12月8日

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