2013年に強力な太陽嵐が発生する恐れがあることから、同年に打ち上げ予定の月周回衛星「嫦娥3号」には「防弾チョッキ」が着せられる。法制晩報が7日伝えた。
中国月探査計画の首席科学者、欧陽自遠氏はこのほど取材に対し、現在製造中の嫦娥3号にはすでに内外部ともに防護が強化され、2013年に発生する恐れがある強力な太陽嵐に備えていることを明らかにした。
まず、外部の防護については、人が着る防弾チョッキよりも優れたもので、高エネルギーの粒子が外側の金属を通過したとしても、その衝撃はかなり軽減されるようになっているという。
次に、内部部品も耐久性の強化が図られ、嫦娥3号に使用される部品はこれまでのものより材質が良く、強靭性や適応性が強化されたという。
「人民網日本語版」2010年7月8日