一連の素晴らしい展示や公演を終え、中国・インドネシア2010イスラム文化展が25日、円満に閉幕した。これは中国とインドネシアの国交樹立60周年と友好年への贈り物となった。
各界から1000人以上が出席した閉幕式で、中国イスラム教協会の陳広元会長は挨拶し、「今回の文化展は中国とインドネシアの両国民とムスリムの交流の重要な一里塚で、両国のイスラム文化の交流事業を切り開く新しいスタートとなる。今後も両国ムスリム界は引き続きこのような活動を行い、両国の友情の木が常に茂り、友好の花を咲かせることを望んでいる」と述べた。
インドネシアのパトリアリス・アクバル法務・人権大臣は、「インドネシア国民は今回の活動で中国のイスラム文化の魅力と偉大さを感じ、中国の美しく壮観な清真寺(モスク)を見ることができた。私たちはともに一つの世界に生きており、一家である」と述べ、この文化展がインドネシアと中国の文化交流の新たなスタートとなることを望んでいるとした。
主催側によると、今回の展示や公演など一連の活動は中国とインドネシアの両国民の友好・交流の歴史を引き継ぎ、両国の古いイスラム文化を展示し、平和、団結、愛国のイスラム精神を大きく発展させた。「平和、友好、協力、進歩――中国とインドネシアのムスリム伝統の友好の新しい一章をつづる」をテーマとする今回の活動は、インドネシアのムスリムと見学者から認められ、高い評価を得ている。約6000人が訪れ、見学者らは多彩で光り輝く中国イスラム文化を称賛した。
連日に及ぶ中国ムスリム生活写真展、中国イスラム教文化財と生活用品展、中国アラビア文字書画芸術展は見学者の目を引きつけ、見学者は展示を通して中国のムスリムの生活を知り、中国のイスラム文化の伝統が長く深いことを感じることができた。中国の新疆と寧夏のムスリム芸術家はイスラムの特徴が色濃い歌と踊りを披露し会場を盛り上げた。また、各界関係者は学術講演と『古蘭経(コーラン)』の朗読に耳を傾けた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月26日