6.100万ドルの難問 解決の可能性20%
1971年、科学者のLeonid LevinとStephen Cookはそれぞれ「P≠NP予想」を発見した。高速解、つまり公式で簡単に解ける問題がPで、公式では解けないような問題がNPである。「P≠NP」とはつまり、あらゆる問題を公式で簡略化して解くのは不可能なのではないかという推測である。これの証明に、アメリカでは100万ドルの賞金がかけられていた。そして40年経った今、2011年に証明される可能性が20%あるとの予測が出ている。そして、2024年に解かれる可能性は50%だという。