中国電信(チャイナ・テレコム)は14日、中国電信から北米方面に伸びる国際回線が65ギガまで回復したことを明らかにした。中国聯通(チャイナ・ユニコム)は予備用ルーターを通じて、地震により切断された通信を基本的に回復させたという。新華網が14日に伝えた。
中国電信は現在、海底ケーブルの修理を行う組織及び協力パートナーと積極的にコミュニケーションを行っており、故障した海底ケーブルの修理船もすでに準備を整えた。しかし、余震と津波の影響で、故障地点へ向かう時期と修理作業のスケジュールについてはまだはっきりしていないという。
中国聯通の最新情報によると、14日現在、中国聯通の各国際業務のうち、日本NTTコミュニケーションへとつながるインターネットが比較的大きな影響を受けているのを除き、その他の方面へつながる回線は基本的に震災前のレベルに回復しており、日本及び日本を経由した各国との正常な通信は保障されている。
このほか、中国移動(チャイナ・モバイル)の責任者が14日に明らかにしたところによると、中国移動を通じた日本への通話数は通常よりも多くなっているが、ネットワークの品質は通常時のレベルを基本的に維持している。海外ローミングサービス(国際漫遊)の質も通常時のレベルとなっており、国際インターネット業務も正常に行われているという。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年3月15日