中国気象局国家気象衛星センターの楊軍主任は20日、2011年から2020年の間に中国は気象衛星を13基打ち上げ、気象衛星の解像度、探査精度、大気に対する3D探査能力を高める計画であることを明らかにした。人民日報が21日伝えた。
中国気象局が同日、一般人向けの公開活動を行った際、楊軍主任は、現在の風雲2号、風雲3号といった風雲シリーズに、風雲4号衛星、降水測量レーダー衛星、静止軌道マイクロ波衛星を追加していくと述べた。
中国はすでに11基の気象衛星打ち上げに成功しており、現在は6基が運行中だ。静止気象衛星は二重星の観測、軌道上バックアップ、極軌道気象衛星は世代交代し、観測のネットワーク化を実現した。中国は世界的にも静止気象衛星と極軌道気象衛星をもつ数少ない国や地域のひとつで、風雲衛星は世界の総合地球観測システムの重要な一員となっている。
今後10年で中国は気象衛星に200億元投入する計画だという。中国の気象衛星の規模や技術は米国などの先進国にはまだ劣るが、あと10年もすれば、世界のトップレベルに達し、一部の分野では世界をリードする可能性がある。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3 月21日