北京の大中貯水池16カ所の水位の変化、地表水源の酸素量の状況、水土流失などの情報はすべて小型衛星で観測されている。この小型衛星の管理している21世紀空間技術応用有限公司の責任者は17日、市科学技術委員会と市水務局が共同で、水資源をリモートセンシングで動態的に監視する研究プロジェクトをスタートさせた。北京の水源が緊急事態になる前に、小型衛星が警告を告げる仕組みになっている。京華時報が17日伝えた。
「小型衛星が定期的に撮影し送ってくる画像を通じて、われわれは北京の各貯水池をはじめ、河流など地表水源の変化を逐一掌握できる」と責任者は明らかにした。航空宇宙分析装置を使って計算すれば、どこに水源があり、水面の面積はどのくらいかが一目瞭然だという。乾季に貯水池の水位が急に低下するような緊急事態があっても、小型衛星が事前に警告を告げるため、水務部門は前もって対応措置を講じることができる。また、市民が安全な水を飲用できるよう、小型衛星は日夜、北京の水源の安全を監視しているという。(編集KA)
「人民網日本語版」2011年3月18日