「天宮1号」と「神舟8号」がドッキングに成功すれば、中国の宇宙開発事業史上、最も複雑な形の宇宙設備が完成する。
順調なドッキングのためには、2つの宇宙機の相対速度が秒速0.2メートルを上回ってはならず、横方向の差も18センチを上回ってはならない。正確なドッキングができて両者は初めて着実に結合することができ、直径80センチの円形ドッキング口を開くことができる。将来、有人宇宙船「神舟9号」、「神舟10号」がドッキングをする際は、宇宙飛行士たちはこのドッキング口を通じて神舟8号から天宮1号へと移動することとなる。
中国の宇宙科学専門家・冗x之浩氏は「ランデブー・ドッキングは宇宙技術の中でも難関の1つとされている。万が一の計算間違いがあれば、1ミリ1センチ、1分1秒の差で宇宙船の衝突事故につながるからだ。昨年ロシアの宇宙船が国際宇宙ステーションとドッキングしたが、1回目は失敗し、2回目でやっと成功した。ドッキングで一番困ることは宇宙機の追突だ」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年9月23日