中国の国内線で来年から機内でのインターネット接続や電話が可能となる見通しだ。中国民間航空局は17日、「航空会社による衛星通信の運営制御実施方案」を発表した。同方案は航空機とオペレーションセンター間の音声通信を促進することを目的としており、機内でのインターネット使用も含まれる。京華時報が報じた。
▽来年上半期より実施
民航局によると、同方案は2013年から2016年にかけ、3段階に分けて徐々に実施される。第1段階は2013年上半期、第2段階は2014年初旬-2015年、第3段階は2016年末まで。
同局は航空各社に対し、▽2013年上半期までに、衛星通信能力を備える航空機の割合を20%とする▽2014年1月以降に導入する航空機は全て衛星通信能力を備えるものとする▽2014年末までに、衛星通信能力を備える航空機の割合を45%とする▽2016年末までに、衛星通信能力を備える航空機の割合を70%とする----などの要求を提示した。
計画によると、中国航空会社の国内線では来年から機内でのネット接続が可能になる。海南航空は昨年10月、国内で初めて半日間の機内ネット接続試験を行い、効果は良好だったという。
「人民網日本語版」2012年10月18日