于中美さんにとって、中国は彼女の第二の故郷である。
この21歳のアメリカ娘は大連生まれ。中国の民俗舞踊が大好きで、小学校に行く前から中国東北地方の演芸「二人転」を学び始め、アメリカに戻ってからも中国舞踊を学び続けた。遂には、中国に留学して舞踊を学ぶことに決めたのだった。彼女が子供の頃、一家は大連から北京に引っ越した。北京は特に親しみ深い街だったことを今でも覚えている。その古い独特の町並みが大好きだった。
彼女は北京に住む他の若い外国人となんら変わらない。権威筋のデータによると、北京は外交の中心であり窓口でもある。多くの大使館や国際組織の中国本部、外国の報道機関、外国企業や投資会社の中国本社があり、51の国家と友好都市関係にある。そして約9万人の外国人の若者が住んでいる。
彼らの多くはどこの国からの人なのか、何に興味を持っているのか。北京市委員会は2014年から、北京で半年以上働く18~35歳までの外国人の若者に対しサンプリング調査を行ってきた。本調査では階層に分けた60人を対象に900件の質問をし、深く実像に迫ってもいる。