調査によると、外国の若者は独自性を持った中国の文化が大好きで、多くの若者が中国文化を学びにやって来ている。79.7%が中国文化に強く興味を持っており、具体的には美食や民俗祭事、戯曲文芸などである。 それ以外にも、文化に対する共感度合いが国ごとで異なることも調査で分かった。欧米の若者は中国文化を興味深く感じており、「新鮮。体験してみたい」と考えている。
アフリカや東南アジア、中央アジアの若者は中国の発展過程に興味を持っている。日本や韓国、シンガポールといった中国語を使っていたり儒教思想の影響を受けていたりしている国家では、中国の価値観念や、もっと深い文化に対し興味を持っている。韓国の若者の多くが中国医学を学んでいるし、日本の若者の多くが中国の古代漢語や哲学を学びに来ている。 于中美さんが北京師範大学で舞踊を学び始めてから、もうすぐ8年になる。
彼女のように長期にわたって中国に在住する外国人の若者は決して少なくない。調査によると、在住期間が1年足らずの外国人の若者が33%を占める一方、在住8年と在住9年はそれぞれ10.1%と21.6%に上り、二極化する傾向にある。
調査グループは、北京に住む外国人の若者の滞在期間分布をグラフで示せばバーベル状になり、滞在4年以下が半分以上を占めると指摘する。これは留学生が比較的多いことと関係している。彼らは北京で勉強したり交流したりする若者である。これら北京に来たばかりの外国人の若者の多くは、北京を理解し溶け込む際に苦労している。
滞在8年以上は39.5%を占めているが、多くが北京で外交や仕事をする若者である。彼らの多くが中国と深い関係にあり、北京に住み続けることを望んでいる。