VR体験店の7割が赤字状態 産業化への道遠く

VR体験店の7割が赤字状態 産業化への道遠く。

タグ: 産業チェーン,VR産業

発信時間: 2017-01-08 11:06:47 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

中国でVR産業は、国家戦略の1つに格上げされている。2016年3月に発表された第13次五カ年計画では、VRを含む新産業のイノベーションと産業化を重点的に支援し、成長エンジンにするとしている。 2016年4月、工業情報化部電子技術標準化研究院は「VR産業発展白書5.0」を発表し、研究面からVR産業の重要性を述べている。政策の後押しの下、VR産業連盟は様々な場所でVR産業検討会やフォーラムを活発に開催している。 中国電子映像業界協会の彭健鋒副秘書長は、中国のVR産業で必要な産業チェーンについて、「現在、世界で新たに増加する半導体ディスプレーの生産は基本的に中国大陸に集中している。2017年末までに中国大陸で28本の液晶パネルのラインが生産される。うち8.6代以上の次世代ラインは11本。中国の生産は世界一になる可能性が高い」と語る。 また同氏は、「後発者優位により、中国での新規投資は新技術製品に集中している。中国は完全に今後の大パネル化やVR普及のニーズをおさえている。同時にVR一体機も、中国の持つ大きな製造能力と産業チェーンの調整力ですぐにコストを下げることができる」と述べる。趙子明氏も、「中国のVR産業チェーンの基礎は厚い。ハイテク設備にはやや高い技術的ハードルがあり、追いつくのには時間がかかるが、そう遠いことではない」と話す。

産業化までにはまだ時間がかかる 

未来研究者のケビン・ケリー氏は広州での取材に対し、10年後にはVRプラットフォームがスマホに取って代わると予言した。業界の遠大な見通しは未来を確かなものにするが、現在の技術の産業化、応用化にはまだまだ時間がかかる。現在の商品も予想ほどのものになっていない。 業界構造から見ると、中国のVR分野にはスタートアップ企業が無数に存在する。しかしパクリ主義や楽な仕事に走る人々も少なくない。これが顧客ニーズを満たせない根源になっている。「爆風集団」の馮鑫坦CEOは、「VR業界は現在、3つの技術的問題を早急に解決する必要がある。まず困難な仕事を避けないこと。VRメガネは約500グラムだが重すぎる。次にVRは解像度の問題を解決すべきだ。第三に技術問題は頭が痛いものであることだ」。 彭健鋒氏は取材に対し、「最大の問題は基礎研究と量産開発の間にある研究開発が少ないことだ。多くの技術的問題を解決しないまま製品にしている」と話す。

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