陳長発さんは四川省合江県先灘鎮の伝統を受け継いでいる。38年前、彼はわらじを履き、頭に白い布を巻き、手ぬぐいを持ち、長さ数メートルの木箱を頭に乗せ、30万個以上の器に入った料理を運んでいた。しかも、落としたことは一度もなかった。重さ数十キロの熱い料理を乗せてテーブルの間を行き来し、達人技で料理を出した。これが「打盆」である。
「打盆」は先灘鎮に特有のもので、清の乾隆帝の時期に合江小漕支の王延武という人物が始め、10代にわたって受け継がれている。現在この町で「打盆」ができるのは、陳長発さんと楊光祥さんだけである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月21日