モバイル決済、自動運転、医療診断補助などでAI(人工知能)の応用が展開されており、AIはライフスタイルの変革の限りなき可能性を示した。しかし人類の暮らしはこれによって、必ず今まで以上に美しくなるのだろうか。
国務院発展研究センターが24日に開催した中国発展ハイエンドフォーラム2018年次総会において、国内外の多くの来賓がAI時代の美しい生活について議論した。
ローランド・ベルガーのシャレドア・ブエCEOは「10年後はAIが不可欠になるだろう。AIは人の活動と企業の経営を変える。美しい未来を手にしようとするならば、企業はAI時代に対応しなければならない。こうすることで、良き発展を実現できる」と話した。
アップルのティム・クックCEOも「技術は多くの進歩をもたらす。人類は新技術を手にするべきだ」と述べた。
自動車と移動は、AIの使用頻度が最も高い応用シーンだ。新興自動車メーカーを代表するBYTONのカーステン・ブライトフェルドCEOは「自動車業界はこの100年余りで最も深い意義を持つ変革を迎えている。業界のスマート変革を駆動する重要な技術は、AIだ」と指摘した。またAIは主に次の3つの面で、自動車と移動に深い影響を及ぼすと分析した。
(1)まず、AIが革新を促す自動車ユーザーインターフェース及びマンマシンインターフェースの応用が、人々の車内の体験を大きく変える。未来の自動車はAIが駆動する革新的かつ多次元のユーザーインターフェースを採用する。先進的な技術により、マンマシンインターフェースがこれまでよりもスムーズになる。自動車は使用者の好みと習慣を理解するパートナーになる。(2)AIの応用が移動シェアサービスなど、新たなビジネスモデルの発展を力強く促進する。(3)AIは自動車産業に自動運転時代をもたらす。自動運転は仮想運転情報を収集・制御し、伝播方法全体に変化が生じる。
ブライトフェルド氏はさらに、中国市場を称賛した。「AI技術とスマート車産業にとって、中国は革新の沃土だ。中国では新技術が順調に発展しており、当社にとって中国は夢を実現する最も理想的な場だ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月26日