文字 文化 > 

発信時間：2018-12-11 15:06:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

産業チェーンが拡大

　iResearch の統計によると、2017年、中国の二次元のライトユーザーは3億4000万人に、コアユーザーは9100万人に達した。二次元ユーザーのうち、1990年～2000年生まれは約78％を占める。

　1990年代、海外アニメが中国に入り、80年代生まれの人たちは二次元カルチャーの影響を受けた最初の世代となった。その後、インターネットの普及と国産アニメの台頭に後押しされ、二次元の作品が増え、さらに広範囲に普及し、90年代生まれと00年生まれの間で急成長した。

　インターネット、特にモバイル通信の普及により、二次元グループの拡張と同時に密集が進み、二次元カルチャー集落が次々と形成された。二次創作、つっこみ、コメント字幕などの新しいコミュニケーションと交流の形が生まれ、二次元はネット上の目新しい文化となった。

　このような新しい文化スタイルは伝統的な漫画単行本やアニメなどの制限を打破し、産業チェーンを拡大させた。

　二次元カルチャー市場の人気により、多くの企業が参入した。今年二次元発行ブランドi次元を発表した盛大ゲームの責任者は、「アニメ商品は表現力が文学より豊富なため、若者の心を掴みやすい。二次元カルチャーがその過程において若者の主流文化になるのも当然。二次元カルチャーの人気は産業成長のピークをもたらした」と話す。

　また、「今年の二次元モバイルゲーム市場の規模は200億元を超え、今後5年で1000億元規模になる可能性がある。我々は二次元産業を引き続き強化し、二次元ゲームブランドを開拓する」と述べた。今年に入り、盛大や騰訊などを含む多くの企業がアニメ・ゲームなどの分野で行動を起こし、オリジナルIPの創出を強化し、繋げて二次元産業の各面に分散させている。アニメ、動画、ゲーム、音楽、映画、小説などは二次元カルチャーを細分化した分野であり、未曾有の注目を浴び、開発が進められている。

中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る