「問天」実験モジュールの独自の「神器」に迫る②小型ロボットアーム

中国網日本語版  |  2022-07-25

「問天」実験モジュールの独自の「神器」に迫る②小型ロボットアーム。

タグ:「問天」実験モジュール 小型ロボットアーム

発信時間:2022-07-25 14:33:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 小型ロボットアーム 「小さいが力持ち」

 

 「天和」コアモジュールと同様、問天にも1本のロボットアームがある。コアモジュールの展開時の長さが10メートルで、最大負荷質量が25トンの大型ロボットアームと比べると、問天のロボットアームは「小さいが力持ち」だ。

 

 張氏によると、大型ロボットアームはアームが長く、移動範囲がより広く、作業半径が10メートル弱にのぼる。非常に力持ちで、「力士」のように宇宙船をそのままキャッチし、移動できる。

 

 その一方で、問天の小型ロボットアームの長さは約5メートル、負荷質量は3トンだ。しかしこの「小さな手」の設計上の目標は、小・中型設備をキャッチし、より細かい操作を行うことだ。

 

 例えば宇宙飛行士が船外に出なくても独自に船外ペイロードの設置や交換といった操作が可能で、宇宙飛行士の軌道上における作業の負荷を効果的に軽減できる。

 

 大小のロボットアームは組み合わせて使用できる。約15メートルのアームを作り、より多くの船外操作を行う。張氏は、「大小のロボットアームは人の両手のようなもので、物を受け渡しし、同時に使用できる。また2本の腕をひとまとめにし、より長いロボットアームを形成し、宇宙ステーション全体の表面の操作を行える」と述べた。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月25日



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