北京量子情報科学研究院の袁之良氏のチームは量子鍵配送開放型新アーキテクチャを開発し、615キロメートルの光ファイバー量子通信に成功した。
安全は量子通信の最大の特徴だ。量子通信の主要方法の一つである量子鍵配送は量子の測量も複製もできないという性質を利用し、「1回1鍵」という暗号化により量子通信に「セキュリティロック」をかける。
同アーキテクチャは量子通信の安全性を保証すると同時に、システム構築のコストを大幅に削減し、中国がマルチノード広域量子ネットワークを構築するため基礎を固める。関連成果はこのほど、国際的な学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月10日