上海万博の高級スポンサー企業・申能集団が建設を担当する中国館およびテーマ館の太陽光発電設備プロジェクトは現在、主な設備の設置が終了し、テスト段階に入っている。まもなく国家電力網への接続が行われる予定だ。同プロジェクトの総設備容量は3127キロワット(KWP)。完成すれば1年間の発電量は284万キロワット時となり、標準石炭換算で1千トンの節約となる。1年で、二酸化炭素約2500トン、二酸化硫黄約84トン、窒素酸化物42トン、煙やホコリ762トンの削減となる。
テーマ館の太陽光発電設備は、中国およびアジアの単体建築物の中では最大の建築一体型太陽光発電設備となる。今回の万博では、約4.7メガワットの太陽光発電プロジェクトが計画されており、中国の太陽エネルギー応用技術と、未来都市建設に向けたエコ建築理念を世界に向けて発信していく。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年9月3日