中国2010年上海世界博覧会(上海万博)まで100日となった21日、同万博組織委員会は、タイ館が「オンライン万博」(www.expo.cn)初のバーチャルパビリオンとしてオープンしたと発表した。
上海万博が推進する「オンライン万博」プロジェクトは、万博史上初の一大革新。時間、空間の制限を受けることのないバーチャル展示が特徴となる。バーチャル・タイ館がオンラインで他のパビリオンに先がけて「秘密」を披露、入場者は万博開幕前から、スピーディーにパビリオンの一部に「入る」ことができる。
マウスをクリックすると、入場者はバーチャル・タイ館内部を自由に「行き交い」、「展示物」およびタイ館のマスコットである「小阿泰」と楽しく遊ぶことができ、タイ館に秘められたストーリーを理解できる。「パビリオン」は360°の回転機能を有しており、入場者はオンラインでの「探索」が可能だ。
上海万博組織委員会は同日さらに、「オンライン万博」で外観が閲覧可能になったパビリオンは既に100館に達し、中国館、メーンテーマ館、外国館の一部、レンタル館、連合館、「都市で最も優れた実践区」案例などの外観が既にアップロードされ、入場者はマウスをクリックするだけで、平面あるいはパノラマの画像を見ることができるほか、いつでも昼夜風景および中英版の切換ができる。
「オンライン万博」は昨年11月、正式にオープン、英語版は今年初めに登場した。上海万博の実際のパビリオンの建設が徐々に進むにつれ、「オンライン万博」のコンテンツも不断に更新されている。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年1月25日