中国電信(チャイナテレコム)上海分公司と上海市商業投資(集団)有限公司は9日、上海万博エリア内外において、携帯端末を利用した支払いサービスを共同で打ち出すことを明らかにした。新華社が10日に伝えた。
双方は共同で、「電信・商投ビジネスカード」を発行。これにより、天翼携帯端末で「万博ビジネスカード」のノンタッチ決済機能を使うことができるようになるという。
天翼携帯端末のユーザーは、万博エリア内外のスーパー、コンビニエンスストア、ショッピングモールなどにある「万博ビジネスカード」加盟店の読み取り機に携帯電話をかざすだけで、安全かつスピーディーに支払いをすることが可能となる。
双方はこのほか、万博エリア内外において、▽電話番号検索業務▽モバイル決済▽ビジネスモデルイノベーション▽ブロードバンドとインターネット▽企業用プライベートネットワーク▽音声業務▽情報化サービス--などの面でも協力を行っていく。また双方は共同で共通ポイント制度などの業務を開発、効果的なユーザー管理を通じて協力を深め、業務の拡張を模索していく。
「万博ビジネスカード」とは、商投集団が打ち出した万博エリア内外で使える最新の決済方法だ。ノンタッチインテリジェントカードの技術を採用し、数秒間で決済手続きを終わらせることができる。一般的なクレジットカードと比べて、決算スピードは数十倍に上る。
「人民網日本語版」2010年2月12日