中国第26回南極観測隊の李院生・副隊長が10日に明らかにしたところによると、中国唯一の南極観測船「雪竜」が6月、上海万博のために特別に一般開放されることとなった。「中国新聞網」が11日に伝えた。「雪竜」は04年と09年にそれぞれ香港と台湾で一般開放されたことがあるが、大陸部での公開は初となる。
中国極地研究センターの秦為稼・副主任によると、「雪竜」の開放期間は6月5日-12日だという。「雪竜」は開放期間中、上海の極地調査国内基地埠頭に停泊、無料での参観が可能となる。秦副主任によると、期間中は専門家による講座などのイベントも開かれるという。
このほか、中国南極観測チームが採集した南極の隕石も万博会場にお目見えする計画だ。中国極地研究センターの関係者によると、同センターは現在、隕石の万博での「お披露目」に向けて上海万博局と話し合いを行っているという。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年4月12日