政府が一歩先を行く
メキシコ環境天然資源省都市交通観光業環境促進局のセサール・ラファエル・チャべス局長は、「メキシコシティーは多くの大都市と同じように住宅問題が深刻で、住宅価格が高止まりしている。しかしそうであっても、私たちは住宅問題の解決に低炭素を結びつける計画であり、無駄が大きくなるので、以後の再改造を待つことはできない」と述べ、メキシコは低所得者層でも低炭素住宅に住むことができる「グリーン住宅計画」を進めていると紹介。「政府は低所得者層のために低炭素団地を建設した。この団地は建築からインフラまですべて低炭素・環境保護の理念を体現している。低所得世帯は『グリーンローン』を利用してこれを購入することができ、政府は彼らに補助金を支給している」と説明した。
オーストラリア・シドニー市議会の郭耀文議員も同じような理念を持っており、「シドニーはCBD(中心業務地区)を低炭素地区に変える過程で事業主たちの抵抗に遭った。既存のビルを「グリーンビル」に変えるには巨額の費用が必要だからだ。これは政府が一歩先を行けば、ほかの部門も必ず後についてくるだろう」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月7日