「嫦娥一号」打ち上げまで残り数日となった。四川省西昌市の衛星発射センターでは、科学技術研究員が最終準備段階に取り掛かり始めた。発射センターの外では、全国各地から愛好家、観光客、メディアが続々と詰め掛けている。成都嫦娥奔月文化公司責任者の胡さんは「全国の人々がこんなにも熱心に注目しているのは、意外でした」とした。今回、発射センター付近に3つの観覧台が設けられ、総勢2000人が打ち上げを観覧できる。チケットは12日に発売し、わずか数日で売り切れた。購入者のうち最高齢は90歳以上で、最年少は3歳未満だった。観覧チケットの対外販売は、中国のロケット打ち上げ史上、今回が初めてとなる。写真は、西昌市内の十字路にそびえたつ「嫦娥月探査」のシンボル。
「人民網日本語版」2007年10月23日