国家宇宙航空局のスポークスマンは9日、現在、月探査衛星「嫦娥一号」の探査機器はすべて作動しており、データもすでに入手している。現在データの処理中であり、部分的な成果も得たことを明らかにし、「嫦娥一号」が伝送したデータを基につくった新たな月の画像も発表した。
11月26日以来、「嫦娥一号」の飛行、制御及び通信はすべて正常な状態にあり、データの送信・受信も正常に行われている。探査の需要をさらに十分に満たすため、「嫦娥一号」は12月2日と3日、軌道維持を行い、近月点193キロ、遠月点194キロに軌道修正した。
国家宇宙航空局は、今後、探査データの受信と処理作業の進展に合わせて、適切な時期に探査成果を発表することを明らかにした。
写真は「嫦娥一号」のデータを基に作った新たな月面の一部の地形図。
写真は「嫦娥一号」のデータを基に作った新たな月面の一部の立体画像。
「チャイナネット」2007年12月10日