新中国建国以来、数多くの先人、多くの縁の下の力持ちの役割を果たした少年スポーツ学校の人たちや各省チームのコーチたちの努力で、中国スポーツ界も世界のランキングで前の方に並べるようになったが、これからさらに伸びるためにはいっそうの努力が不可欠である。
テニスの李娜選手らがよい戦績を示したことで、プロ化の可能性を主張する人もいるが、スポーツ種目のかなりのものはプロ化になじまないものもあるので、私見としては、やはり中国の国情やこれまでの歴史を勘案しながら中国の特色のある道を探る必要があると思う。
国民の健康水準の向上を目指し、大衆スポーツの発展に力を入れよう、という第一世代の指導者らの指示は今でも適用するものであり、時代の変化にともなって、新しい内容を加えていくことも必然であろうが、中国の特色のある道を探り当てれば、中国スポーツ界は前途有望だと思う。