前書き:
日本は海に臨む国である。島国であるためか、日本の文学は海のようにブルーの色を含んでいる気がする。ブルーと言う色には、ものの哀れが感じられる。意外なことに、日本文学にも「ものの哀れ」があり、その心理描写には「ものの哀れ」が感じられる。
それで、ブルーは日本文学の色だと思ったのである。
文学は ブルーのこどく 哀れが滲まれている
それを 身にしみて 感じられる
君のアニメや ドラマの台詞は
水のようにさっぱりした 味わいをもたらす
知らずに 思索を誘う
ついつい 思う存分に この甘さを吸い込む
心理描写の技巧は
夢見る光の通じ会う
時空を越えても
廃墟に変わらない
夏目漱石から村上春樹にかけて
文壇で 輝いた人の
筆の色は
ブルーを含む
血を加えて
人間の覚悟を迎えるだけ
ブルーは 赤い血に染められるけど
依然と 日本文学の向上を見守る
君のブルーの文学は
陸上の乾燥でそめず
海上の湿潤で飾らず
流れる雲のように
ちゃんと 地球の美しい隙間に嵌め込む
見る人のこころを温かめる
数千年の磨かれる人間は
心と呼吸が
風になって 文学の精髓を包む
希望の歌を 歌う
(天津商業大学外国語学部日本語科の余甜さんの投稿より)
「チャイナネット」2007年12月5日