「コクリコ坂から」 |
★宮崎吾朗監督(46歳)
代表作:「コクリコ坂から」「ゲド戦記」
宮崎駿監督の息子として、宮崎吾朗監督は2006年にようやく自分の処女作である「ゲド戦記」を発表した。父親の精神で優れた手描きアニメの画風を受け継いでいる他、ストーリーでは父親の自然環境保護の概念などの影響も受けているようだ。だが、2011年に発表した「コクリコ坂から」については寛容に受け入れる観客はなく、映像は宮崎監督と高畑監督の作品を低レベルに合わせたようなもので、画風も宮崎監督のような人目を引き視覚的な要素や想像力にかけ、ストーリーも平坦でゆっくりしていて「おもいでぽろぽろ」を思い出させるが、引き込まれるような叙事的効果もなく、細やかな情感も感じられないものだった。
「人民網日本語版」2013年9月16日