中国エネルギー局の孫勤副局長は9日、「中国は、アジアと世界の主要エネルギー生産・消費国として、エネルギーの供給を保障し、再生可能エネルギーと新エネルギーの発展を一貫して重視してきた。年内には、新エネルギーの発展計画を作成する予定だ」と述べた。
孫副局長は、広州で開かれた第一回アジア・エネルギー・フォーラムで、「中国政府は、クリーン・エネルギーの活用と従来型エネルギーの効率的な利用を共に推し進めていく。科学技術の革新は、安全で安定したエネルギー供給を実現させる上で核心となる手段だ」と述べた。
孫副局長によると、近年中国のエネルギー供給能力は高まってきており、各種エネルギーの中でも、新エネルギーとクリーン・エネルギーの発展を重視している。水力発電、核発電、風力発電、太陽エネルギー、バイオ・エネルギー産業は急速に発展しており、風力発電ユニットの総容量は世界4位、太陽光の発電総量は世界1位となっている。
孫副局長はまた、「中国の単位GDPエネルギー消費量は、過去3年間で10.1%減少した。新エネルギー発展計画は年内に作成される予定で、石炭クリーン利用に関する技術の開発や運用が計画の主な内容になる」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2009年8月9日 |