中国人の環境意識を評価する指標システムの研究報告発表会が13日に行われた。発表会に出席した中国社会科学院・社会学研究所の専門家・範雷氏らは、中国人の環境意識を高めるため、「中国公衆環境意識行動計画綱要」を制定・発表することを提言した。「科技日報」が伝えた。
発表会ではまた、「中国公衆環境意識評価指標システム研究報告」が発表された。同報告は、中国環境意識プロジェクトが組織し、北京大学中国国情研究センター、中国人民大学社会学理論・方法研究センター、社会科学院社会学研究所が作成したもの。
「報告」では、政府関連部門に対し、▽環境意識調査を実施し、中国人の環境意識を評価する指標システムを確立する▽政府が主導となった、定期的な環境意識調査制度を作り上げる--などの提言を行っている。
中国環境意識プロジェクトの一部である同報告はこのほか、初歩的な中国人の環境意識評価指標システムを打ち出し、環境意識、理念、態度、環境保護行為という4項目を1級指標として定めた。これらの信頼性と妥当性を検証し、改善するため、研究員は少人数を対象とした環境意識調査と分析を行っている。(編集SN)
「人民網日本語版」2010年9月14日