国家エネルギー局と甘粛省は3日、国内最大規模となる1000万キロワット級風力発電基地第1期工事の竣工を祝う祝賀セレモニーを瓜州県で行った。計画では今年末に完成予定だったが、3カ月前倒しで完成した。西部大開発のシンボルともいえる酒泉風力発電基地第1期工事は09年8月8日に着工。河西回廊西端に200キロメートル以上続くゴビ砂漠に、風力発電機3500基以上、設備容量516万キロワットの国内最大規模となる1000万キロワット級風力発電基地が姿をあらわした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
国家エネルギー局の呉貴輝総工程師は、「酒泉風力発電基地第1期の完成は、中国の陸上風力発電所建設のモデルとなるだろう」と竣工式で語った。
国家計画に従い、酒泉風力発電基地第1期は設備容量516万キロワットを実現、2015年には同1271万キロワットに達する見通し。第1期建設工事の竣工と同時に、すでに風力測定、建設場所の選定、実地調査などの前期作業を終えた、755万キロワットの第2期工事が始まった。
「人民網日本語版」2010年11月4日