1.ベネズエラ:止むことのない暴風雨
神秘的な「Catatumbo雷」は世界でも稀に見る超自然現象である。雷雲の過剰な堆積による雷が年間140~160日夜な夜な続き、毎晩最大280回の稲妻が鳴り響く。雷が描く稲光は5千メートルもの長さがあり、電力は40万アンペアに達すると言う。そして、この雷は400キロメートル離れた所からでも見ることができる。この現象は、近くの沼地から発生する有機物質の分解で生成されるメタンガスが電離し雲の上にたまった結果、暴風雨を伴った放電、つまり雷が発生する。科学者は「Catatumbo雷」の発生から、マラカイボ湖流域の沼地帯は世界でもオゾン生成の割合が最も高い地域であると考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月17日