5.ブラジル:地球最大級の波
ブラジルでは2~3月、大西洋海流がアマゾン川の流れに乗って、世界で最長となる波を作る。このような現象は「南アマゾン川河口のポロロッカ(海嘯:潮津波)」と呼ばれる。潮津波が生み出す波の高さは12インチ(約3.65メートル)にも及び、30分間持続し消える事はない。「ポロロッカ」の名の由来は現地の人の方言である。「巨大な破壊力を持った轟音」と言う意味の通り、到達する30分前から波の音が聞こえてくる。その破壊力は恐ろしいもので、木から家、動物までありとあらゆるものをなぎ倒すのだ。