4.インドケーララ州:赤い雨
2001年7月25日~9月23日、インド南部のケーララ州で断続的な「赤い雨」が降り続いた。血の様な赤い雨が空から零れ落ち、人々の服を赤く染める。報道によると、この地では以前にも黄色や緑、黒い雨が降ったことがあるようだ。2006年始めに、コッタヤム地区にあるマハトマ・ガンジー大学のゴドフリー・ルイ教授とサントシ・クマル教授は、「雨に含まれる褐色の粒子は地球外から来た隕石の塵からできている」という仮説を発表した。このニュースにより、「赤い雨」は世界中の注目を集め、大旋風を巻き起こしたのだった。後に、炭素と窒素の同位元素分析などを行った結果、赤い雨に含まれていた粒子は地球上のものであることが判明した。