また専門家によると、北京で水不足が深刻化する原因の一つとして、社会全体に節水意識が不足していることも挙げられる。例えば、「人工スキー場」などの贅沢な水の消費は北京の水資源危機に拍車をかけ、水資源の利用方法と給水配分にまだ問題がある。節水の取り組みが徐々に行われているが、実際の効果はイスラエルやシンガポールなどの節水の先進地に比べると大きな差がある。現在の節水の取り組みはスローガンにとどまっており、実際に市民が行動に移すまでには至っていない。
さらに、目下の水道料金は水資源の希少性を完全に表していない。専門家は、将来的に水道料金を合理的水準に設定し、経済力のある企業や個人に高い経済的責任を負わせるべきだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月19日