枯渇した玉泉河
林区に既存の90基の水力発電所のうち、88基はカスケード式の引水型発電所だ。河水を堤防でせき止め、斜面にトンネルを掘って発電しながら下流に放水する。放水口の近辺で河水は更に分断され、斜面のトンネルを通って下の発電所に引き込まれる。本来の河川の流れはバラバラに分断されている。
林区水電局の局長は神農架水域は現在、樹木の伐採、野生動物の捕縛が禁止され、鉱山開発も制限されている。だが、林区もGDPの急速な発展が必要で水力発電は環境汚染が少なく、小さな資本で大きく儲けられる方法で、大規模にやれば早く結果が出るという。
林区環境保護局のデータによれば、神農架で100基が既存で、建築中の水力発電所のうち、たった29基が環境評価審査に合格しており、合格率は30%以下だという。