元水利部、国家環境保護総局長江水資源保護局の局長を務めた翁立達氏は神農架水域は三峡ダム区間の最大の緑地帯であり、南水北調プロジェクトの水源由来地でもある。目下、水流はすでに水力発電所によってバラバラになり満身創痍だ。林区全体の生態系に与えているダメージは大きいと心を痛めている。
林区の楊暁発副区長によると、林区政府は早期に発電所が環境に与える悪影響について気がついており、2008年から小規模水力発電所の試験的停止を行ってきたが、資金不足などにより頓挫している状態だという。
翁立達氏は神農架林区の経済発展が停滞しても、更に国家の生態系補償メカニズムを強化、保全し、「華中の肺」をしっかりと保護する必要があると強調している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月15日