「がん多発村」の出現の多さ
湖南省国土資源企画院基礎科研部の張建新主任によれば、7万人の25年間の健康記録調査により、1965年から2005年までに骨がんや骨の痛みを訴える病人の数が大きく増加していることがわかった。重金属汚染の深刻な株洲では、住民の血液、尿に含まれるカドミウムの量が正常値の2~5倍だという。
内モンゴル河套地域は土壌汚染で地下水に影響が出て、砒素中毒、フッ素中毒などの風土病が深刻になっている。河套地区では30万人近くが砒素にさらされ、中毒患者も2000人を超えている。主な症状はがんで、ほとんどが壮年期に病死している。