スモッグによる被害の大きさ
「スモッグはさまざまな伝染病の流行を拡大する働きがあり、長期間、このような大気の中で生活していると、人の抗体や免疫力は大幅に低下する」と専門家は警告する。ある種の毒物が肺胞に溶け出し、あるいは血液の流れに乗って心臓を含む内蔵を傷める。もし、同一部位が繰り返し炎症を起こすと、癌化する恐れもある。
人は、毎日15立方メートルの空気が必要だ。都市に住む人は吸塵器であり、ろ過器のようなもので、長期間になると微細粒子で体が汚染され、その危険度はチェルノブイリ原発事故の被害より重大だ。
中国のほとんどの大中都市では、数億人が空気中の見えない殺し屋に接触していることになる。2004年、中国の都市で大気汚染で亡くなった人は35.8万人前後、約64万人が呼吸器系、循環器系の疾患で入院している。また約25.6万人が新規に慢性気管支炎に犯されている。これらによる経済損失は1527.4億元に及ぶ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月2日