これに対して、中国人民大学環境学院の鄒驥(ゾウ・ジー)副院長は、確かに我が国には人口降雨の実践経験があり、科学的原理も把握しているが、有害濃霧と雨雲は性質が異なるため、重度な濃霧でも雨を降らせる条件を満たしているとは限らないと述べた。
また、こうした方法はコストとエネルギー消費が大きく、濃霧の範囲は往々にして数万平方キロメートルないし数百万平方キロメートルに及ぶが、人工降雨は数平方キロメートル程度の範囲でしか効果はなく、人工的手段には限界があるとも指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月19日