習主席がCOP21に出席、重要談話を発表

習主席がCOP21に出席、重要談話を発表。

タグ: 習主席,COP21,パリ,低炭素,気候変動

発信時間: 2015-12-01 10:00:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

習近平国家主席は30日、パリで開かれた国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)に出席し、「手をつなぎ、協力・ウィンウィン、公平・合理の気候ガバナンスメカニズムを構築」と題した重要談話を発表した。習主席は、「各国は誠意を示し、確固たる自信を持ち、心を一つにして協力し、公平かつ効果的なグローバル気候変動対応メカニズムの構築を推進し、より高水準の世界の持続可能な発展を実現し、協力・ウィンウィンの国際関係を構築しなければならない」と強調した。習主席の発言内容は下記の通り。

パリ会議は「国連気候変動枠組み条約」の実施を強化し、全面的でバランスの取れた、力強く拘束力を持つ気候変動協定を締結しなければならない。パリ協定は2020年以降の世界の気候変動対応の強化を着眼点とし、世界がより良い持続可能な発展を実現するため原動力を注がなければならない。同協定は条約の目標達成、大気中の温室効果ガスの濃度上昇の効果的な抑制、グリーンな発展のけん引を促すべきだ。世界の力を集め、幅広い参与を促し、市民の意識を高めることを促すべきだ。取り組みの拡大、行動の保障の強化、先進国による約束の履行、発展途上国に対するより力強い資金援助、環境にやさしい技術の発展途上国への譲渡を促すべきだ。各国の国情に配慮し、実務と効果を重視する。気候変動の対応は発展途上国の貧困撲滅、国民の生活水準の向上という合理的な需要を妨げるべきではない。

パリ協定は終点ではなく、新たなスタートラインだ。気候変動の対応という世界の努力は、我々が未来のグローバル・ガバナンスの方法を思考・模索し、人類運命共同体の建設を推進するため、貴重な啓示をもたらす。我々は各自が力を発揮する、協力・ウィンウィン、法治・公平・正義、寛容・相互参照、共同発展の未来を創造しなければならない。パリ会議は各国、特に先進国が多く共有し、責任を担い、共栄とウィンウィンを実現することを促すべきだ。国際ルールの効果的な順守と実施を保証し、民主・平等・正義を堅持し、国際法治を建設し、共同ではあるが区別のある責任の原則を順守しなければならない。各国が最も自国の国情に適した対策を模索することを認めなければならない。

中国は常に世界の気候変動対応事業の積極的な参加者で、すでに省エネ、新エネ・再生エネルギー利用の世界一の大国になっている。中国は革新・調和・グリーン・開放・共有の発展理念を実行に移し、人と自然が調和的に発展する現代化建設の新構造を形成する。中国が「国家自主貢献」で打ち出した目標の実現には苦しい努力が必要だが、我々は約束を実現する自信と決意を持つ。中国政府は気候変動関連の南南協力という政策の約束を真剣に履行し、今年9月には中国気候変動南南協力基金の設立を発表した。来年はクリーンエネルギー、防災・減災、生態保護、気候適応型農業、低炭素・スマート型都市建設などの国際協力を継続し、発展途上国の資金調達能力の向上を支援する。

気候変動への対応は人類共通の事業だ。我々は手をつなぎ努力し、公平かつ効果的なグローバル気候変動対応メカニズムの構築を促し、より高水準の世界の持続可能な発展を実現し、協力・ウィンウィンの国際関係の構築に貢献する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月1日

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